こんにちは!佐藤です。
今回のテーマは、「アルコールの代謝について」です。
口から入ったアルコールは胃や小腸から吸収され、主に肝臓でアセトアルデヒドという有害物質に分解されます。アセトアルデヒドとは、お酒を飲んだ時に顔が赤くなったり、頭痛、吐き気の原因となる物質です。さらにアセトアルデヒドは、酵素によって身体に無害な酢酸に分解され、酢酸は筋肉組織によって水と二酸化炭素に分解されます。
このような流れで代謝されるアルコールですが、摂取したアルコールが身体から抜けるにはどれくらいの時間がかかるでしょうか?
アルコールは、体質にもよりますが、一般的に体重1㎏あたり、1時間で0.1gほど分解されると言われています。身体の大きさ、肝臓の大きさによっても代謝のスピードが変化しますが、筋肉量も代謝に関係しています。
先ほど書いた通り、肝臓にて酢酸に分解されたアルコールは、血液によって全身の筋肉に運ばれ、二酸化炭素と水に分解されます。つまり、筋肉量の多い人は酢酸の処理能力が高いことになり、アルコールの代謝能力も高いと言えます。確かに、ムキムキな人ってお酒に強いイメージがありますよね(^^)
アルコールの代謝には上記したこと以外にも、体格や性差、遺伝など、様々な要因が関わってきます。過度な飲酒はアセトアルデヒドが悪さをしたり、中毒症状が出たりしますから、自分の代謝能力を見極めて、上手にお酒と付き合っていきましょう!