こんにちは!佐藤です。
今回は先日学んだ痛風についてのお話。
痛風とは、体内で過剰となった尿酸が結晶化して関節に溜まり、発作的に激痛が現れる病気です。風が当たっただけでめちゃくちゃ痛いっていうほどですから、なかなか恐ろしい病です…
そもそも尿酸って何かというと、プリン体が代謝されたときにできる代謝産物です。なのでプリン体が多くなると必然的に尿酸値も上がります。プリン体摂りすぎると痛風になるぞって、ビールやあん肝などが悪者にされてるのはこのためですね(^^;
しかし実は、プリン体の大部分は体内で生成されています。プリン体は、細胞のDNAやエネルギーの源になるATP(アデノシン三リン酸)を構成する物質の一つで、細胞の新陳代謝であったり、エネルギーの代謝によってプリン体が産生されます。つまり生きているだけでプリン体、尿酸はどんどん作られているわけです。
そして体内の尿酸は主に尿から排泄されます。体内で尿酸を作り排泄する、そのバランスがあるきっかけで崩れて、尿酸の産生過多・排泄低下の状態になると痛風になりやすいとのこと。
なんとそのきっかけとなりうる一つの要因が筋トレだとか…
激しい運動や高強度のトレーニングをするとATPが大量に使われます。その際、ATPの分解に伴ってプリン体が量産されてしまうのが一点。加えて、筋トレによって生じる乳酸。これが増加したとき、腎臓での乳酸の排泄が優先されて尿酸の排泄量が下がり、結果的に尿酸値が上がるということです。
筋トレってたくさんメリットがある中でこんなリスクがあったとは。初めて知った時は驚きました。
ただ痛風にならないために、アルコールを控えるとかたくさん水を飲むとか、出来る対策はあるので、気を付けながらこれからも筋トレ頑張っていきましょう(^^)/